高校サッカー部とJリーグクラブユース。どちらに進むべきなのか

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高校サッカー部とJリーグクラブユース

近年はJリーグクラブも増え、高校生年代でサッカーをする環境が増えつつあります。
高校生自身にとっては選択肢が増える事になるので、とても喜ばしい事だとは思いますが、一方で進学する学校・ユース-チームをどのように選択するか悩む事もあるのではないだろうかと思います。

結論としてどちらが絶対的に優れているという事はないと思いますので、最後はご家族や知人なりと相談して自分自身で決断する事になるとは思うのですが、ここで筆者なりの観点でそれぞれの良い所をまとめてみますので参考にして頂ければと思います。

Jリーグクラブユースに進む道

Jリーグクラブユースに進む場合のメリットについて考えてみたいと思います。

練習環境の充実

まず第一に、Jリーグクラブユースは高校サッカー部と練習環境が大きく違うという点でしょう。
Jリーグクラブは近年、放映権収入なども増え、選手の育成に大きな投資をしているクラブが少なくありません。
トップチームの練習を間近で見学できたり、時にはトップチームと練習試合をしたりと、様々な刺激を受けられる環境が整っていますね。

またユース年代になると海外に遠征をする機会があったりと、将来的にプロのサッカー選手として活躍する上での様々な経験・素養は十分に身につくでしょう。

学校教育とは切り離した環境になりますので、ある種サッカーに集中できる環境が整っていると言えるでしょう。

実力主義の徹底

クラブユースチームにおいては、実力さえあれば15, 16歳でもトップチームの練習に参加する事ができます。
活躍によっては2種の登録選手としてJ3や場合によってはJ1、J2のリーグ戦に出場する事も出来ますね。
実力主義の考え方をお持ちの方であれば、その環境に十分フィットするでしょう。

Jリーグクラブユース出身のプロ選手

Jリーグクラブユース出身で現在の日本代表に選出されている主な選手です。
目指すべきプレースタイルの選手がいる場合は同じ道をたどるというのも立派な進路選択の方法だと思います。

・中島翔哉選手(東京ヴェルディユース)
・南野拓実選手(セレッソ大阪ユース)
・吉田麻也選手(名古屋グランパスユース)
・堂安律選手(ガンバ大阪ユース)
・冨安健洋(アビスパ福岡ユース)
・久保建英選手(※久保選手は幼少期バルセロナなどで少し例外かもしれません。)


高校サッカー部に進むという道

対して高校サッカー部に進む道のメリットについて考えてみたいと思います。

インターハイ、高校サッカー選手権に出場出来る

年末に行われる高校サッカー選手権などは高校サッカー部に所属する選手であれば誰もが憧れる舞台でしょう。
高校生年代でしか出場できない大会ですので、高校3年間の中で一度でも出場出来れば、その後の人生の宝物になる事は間違いありません。
仮に出場出来なかったとしても、仲間と目標に向かって努力した日々は将来の糧となるでしょう。

ハングリー精神が養われる

ユースチームでハングリー精神が養われないとは言いませんが、高校サッカー部の方がより様々な制約のついた環境で普段の練習などを行う事が多いです。
学校教育の一環の部活動という枠内での活動であるため、多少の理不尽な事があるかもしれません。
そのような事を乗り越えて、3年間トレーニングに励むと、人間として一回り大きくなる事があるでしょう。

高校サッカー部出身のプロサッカー選手

高校サッカー部出身で現在の日本代表に選出されている主な選手です。
Jリーグユースチーム出身の選手に引けをとらない、胆力のあるプロサッカー選手が多く活躍してますね。

・大迫勇也選手(鹿児島城西高校)
・柴崎岳選手(青森山田高校)
・長谷部誠選手(藤枝東高校)
・本田圭佑選手(星稜高校)
・安部裕葵選手(瀬戸内高校)
・長友佑都選手(東福岡高校)

最後に

現在はJリーグクラブユースが数多く存在していますが、高校生年代のトップリーグであるプレミアリーグEAST、WESTの結果を見て頂ければわかる通り、一部の強豪高校サッカー部はJリーグクラブユースをしのぐほどの実力を持っています。

仮にJリーグのユースチームに入れなくてもその後の活躍によってプロ契約を勝ち取る選手も多くいますね。
決してセレクションに落ちたからと言って落胆する必要はないと思います。
大切な事は自分が決めた進路に自信を持って努力を続けるという事でしょう。

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