ゴールキーパーの役割が変化してきた。ノイアーのようなハイスキルなゴールキーパーになるには?
ゴールキーパーの役割が変化してきている?
ゴールキーパーというとゴールマウスを守る、シュートを防ぐといった役割を持っているイメージが強いと思うのですが、近年のゴールキーパーは最終ディフェンスラインの一人としての役割や、攻撃の起点としての役割を求められる事が増えてきています。
代表的なゴールキーパー
代表的なゴールキーパーがドイツ代表のノイアーでしょう。
ノイアーの守備範囲は非常に広く、エリア外のロングボールも積極的に処理し、かつディフェンスラインのボール回しに加わり、攻撃時の起点になっています。
日本の選手ですと、レッズの元日本代表GKの西川周作選手もビルドアップ能力に長けたゴールキーパーではないでしょうか。
どのようなスキルを高めていく必要があるか?
当然の事ですが、ディフェンスラインでのボール回しに加わるにはミスをすると即失点というリスクもありますので、ディフェンスラインのフィールドプレイヤー並みのトラップ、パスのスキルが必要になってくるでしょう。
加えて、ペナルティーエリア外でのディフェンスの対応においては、手を使わずに、相手フォワードのドリブルに対応するスキルも磨いていく必要があるでしょう。
攻撃時のビルドアップメンバーの一人になるだけで、チーム内のパスコースが増え、相手チームに対して効果的に揺さぶりをかける事が出来るでしょう。
今までのゴールキーパーはパントキック、ゴールキックが中心だったと思うのですが、今後は流れの中でロングフィードを正確に蹴れるようなスキルも身に着ける必要が出てくるのではないでしょうか。
勿論ゴールキーパーである以上は基本スキルのキャッチング、パンチングに代表されるセービングのスキルに加えて、1対1の対応スキルや瞬発力をはじめとする各種筋力の強化、味方へのコーチングスキルが必要なのは言うまでもない事です。
これらの基礎的なゴールキーパースキルに加えて、上記のフィールドプレイヤー寄りのスキルを持ち合わせたゴールキーパーが今後必要とされる事になるでしょう。
ハイスキルなゴールキーパーを目指されている皆さんはぜひフィールドプレイヤーと同様に止めて、蹴るという基本スキルを身に付けておいて損はないでしょう。