Jリーグクラブと海外クラブとの業務提携にはどのような狙いがあるのか?

バルセロナの街並み - Jリーグクラブと海外クラブとの業務提携にはどのような狙いがあるのか?

Jリーグクラブと海外クラブの業務提携について

Jリーグクラブなどの国内プロサッカークラブが海外のプロサッカークラブと提携する話が増えてきています。
今後の日本サッカーの発展のためにも、非常にメリットの大きい事と言えるでしょう。
今回はそのようなケースをご紹介していきたいと思います。
 

具体的な業務提携チームのご紹介

ヴィッセル神戸-FCバルセロナ

バルセロナのユニフォームスポンサーに楽天が入っていることでも有名ですが、先日正式に業務提携を結ぶ事を発表しています。
今後はFCバルセロナのユースやリザーブチームへヴィッセル神戸のアカデミー生が転籍する可能性も十分考えられるでしょう。

世界トップレベルと言われるFCバルセロナの下部組織でサッカーを学べる機会を得られれば、その後のサッカー選手としてのキャリアに大きなプラスの影響があるでしょう。
契約期間は2019年7月から1年間という事ですので、今後の展開によっては契約延長も考えられますね。
 

横浜Fマリノス-マンチェスターシティ

横浜Fマリノスはマンチェスターシティの経営会社であるGFCと資本提携をしています。
GFCはマンチェスターシティだけでなく、ニューヨークシティ、メルボルンなどのサッカークラブ経営にも参画しており、大陸間の人材交流など、今後より具体的な提携のメリットが出てくる事になるかもしれません。

マンチェスターシティへとの人材交流が進めば素晴らしいですね。
 

サガン鳥栖-アヤックス

サガン鳥栖はオランダの名門クラブであるアヤックスと2018年に3年間のパートナーシップ契約を結んでいます。
主に育成年代の指導方法を共有したりすることに狙いがあるようですね。
今後トップチームに所属する選手の交流などに発展すれば日本サッカーにとっても非常にメリットの大きいものになるでしょう。
 

清水エスパルス-サウサンプトン

清水エスパルスは日本代表の吉田選手が在籍するイングランドプレミアリーグのサウサンプトンと業務提携を結ぶ事を2019年4月に発表しています。
サウサンプトンのクラブオーナーが中国出身の親日家である事も話が前進した要因の一つでしょう。
イングランドプレミアリーグとの人材交流が進む提携内容となれば清水エスパルスだけでなく、日本サッカー界にとっても素晴らしい事ですね。
 

V・ファーレン長崎-フェイエノールト

かつて小野伸二選手が在籍したオランダの名門クラブの一つフェイエノールトと2016年に業務提携を結んでいます。
ユース年代の向上、指導者並びにタレント養成を目的とした戦略的パートナーシップとなっており、今後の展開にも注目ですね。
 

FC東京、コンサドーレ札幌、アビスパ福岡、大分トリニータ、ファジアーノ岡山-シントトロイデン

DMM.comが経営権を取得しているシントトロイデンはベルギーリーグに所属するサッカークラブですね。
積極的に若手日本人選手を補強しており、今やヨーロッパサッカーリーグへの登竜門的な役割を果たしていると言っても過言ではないですね。
日本代表にも抜擢された富安選手を初め、植田選手など、今後の日本代表を引っ張っていく可能性のある選手が数多く在籍しています。

ベルギーリーグでヨーロッパサッカーへ適用を図り、更なるビッグクラブへとステップアップを進めたいところだと思いますが、そのクラブ戦略にも注目ですね。
 

東京ヴェルディ-ACアジャクシオ

東京ヴェルディとACアジャクシオは2018年に業務提携を締結したことを発表しています。
ACアジャクシオはフランスリーグ2部に所属する古豪のチームです。
両チームは、アカデミーでの選手育成や女子チーム強化の情報共有など、様々な取り組みのを実施できる環境が整っていることを認識し、スポーツ面、経済面、文化面の3つの分野で業務提携を締結してます。
今後の発展に注目ですね。
 
 

最後に

海外の実績のあるクラブと提携関係を結ぶ事により、選手育成や選手の移籍に関して双方のメリットが生まれる事が期待されます。

今後もこの流れが加速し、様々なJリーグクラブで海外サッカークラブとの提携の話が進む事になるのではないでしょうか。

一方で特定のクラブによる過度な選手の囲い込みの問題が発生しないような制度の策定も必要になるような気がします。
これからどのように日本サッカー界が発展していくのか楽しみですね。

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